業務用エアコンの掃除は自分でできる? 掃除の頻度や方法、業者に依頼すべき部分など徹底解説

利用場所別馬力の目安や業務用エアコンの選び方を紹介

業務用エアコンは、オフィスや店舗など、私たちが快適に過ごすための空気を供給する重要な役割を果たしています。しかし、業務用エアコンの掃除は、どれくらいの頻度で行うべきなのか、自分で行うことができるのか、それともプロに依頼すべきなのか、実は意外と知られていないものです。

この記事では、業務用エアコン掃除の基本的な頻度や方法についてご説明し、自分で簡単にできる範囲を詳しく解説します。そして、どの部分がプロに依頼すべきなのか、その判断基準も伝えます。

この記事を読むことで、業務用エアコンの掃除についての理解を深めるとともに、適切なエアコンメンテナンスで快適な環境を保つための知識を身につけることができます。ぜひ参考にしてみてください。

 

業務用エアコンの掃除は自分でできる?

業務用エアコンの掃除は、自分でできる部分と業者に依頼する必要がある部分があります。

フィルター掃除は自分でできる!

業務用エアコンのメンテナンスの中で最も手軽なのがフィルターの掃除です。

フィルターは空気中のほこりや汚れをキャッチする重要な部分。このフィルターが詰まると、エアコンの効率が落ち、結果的に電力消費が増える可能性があります。そこで、フィルターの掃除は定期的に行いましょう。

基本的にはエアコン本体のカバーを開け、フィルターを取り出してから、ほこりを掃除機で吸い取るか、水洗いをして乾燥させれば良いです。

フィルターの掃除や交換時期についてはこちらの記事で解説していますのでぜひチェックしてみてください。

業務用エアコンのフィルター交換時期はいつ?掃除などお手入れについても紹介

 

定期的なクリーニングは業者に依頼する必要がある

一方、エアコン内部の洗浄や、冷却フィンの掃除などは専門的な知識と技術が必要です。また、エアコンの取り外しや内部の洗浄は、間違った方法で行うとエアコンに損傷を与えてしまうリスクがあるため、これらの作業は専門の業者に依頼することをおすすめします。

定期的にプロのクリーニングを依頼することで、エアコンが長持ちし、常に快適な空気を提供してくれるでしょう。

業務用エアコンの掃除をしないデメリット

業務用エアコンの掃除をしないデメリットをご紹介します。

効きが悪くなる

エアコンの掃除を怠ると、最も早く現れる問題が効きが悪くなることです。

特にフィルターが埃で詰まると、冷暖房の効率が大幅に落ちます。エアコンがフィルターの汚れによって空気をうまく取り込めないと、室内の温度調節に必要なエネルギーが十分に供給されず、快適な室温を維持することが難しくなるのです。

臭いやアレルギー被害

エアコンが掃除されていないと、ダニやカビが繁殖し、それらが原因で嫌な臭いを発生させることがあります。さらに、これらの微生物がアレルギー反応を引き起こす可能性もあります。

これは、社員の健康を害するだけでなく、ビジネスの生産性にも影響を及ぼすリスクがあります。

電気代の増加

エアコンが汚れていると、効率が下がり、それにより電力消費が増えます。これは結果的に電気代の増加につながります。

定期的な掃除でエアコンを効率的に動かすことは、長期的なコスト削減にもつながるのです。

エアコンの故障や不具合

掃除を怠ったエアコンは、様々な故障の原因になります。

汚れがエアコン内部の動作を阻害し、結果として機器が過負荷になる可能性があります。これは、修理費用が発生するだけでなく、エアコンが必要なときに使用できないリスクも抱えています。

 

業務用エアコンを掃除する頻度はどれくらい?

業務用エアコンを掃除する頻度について簡単に解説します。詳しくはこちらの記事もチェックしてみてください。

業務用エアコンの掃除の頻度はどれくらい?掃除の流れも紹介

自分での掃除は2ヶ月に1回程度

業務用エアコンの掃除について言えば、自分で行う場合は約2ヶ月に1回を目安にしましょう。

なぜなら、フィルターには日々空気中のホコリや細かい粒子が蓄積していくからです。これを放置するとエアコンの効率が下がり、最悪の場合は故障につながる可能性もあります。定期的なフィルターの掃除で、清潔な環境を維持し、エアコンの寿命を延ばすことが可能です。

業者のクリーニングは2年に1回程度

一方、エアコンの内部清掃や専門的な点検については、専門の業者に依頼するのが最適です。これは通常、2年に1回程度行うことが推奨されています。

なぜなら、業者による掃除はエアコンの深部まできれいにし、潜在的な問題を早期に発見することが可能だからです。これにより、予期せぬトラブルを未然に防ぎ、エアコンが安定して性能を発揮することができます。

 

 

自分でできる業務用エアコンの掃除方法

それでは、自分でできる業務用エアコンの掃除方法をお伝えしていきます。

業務用エアコンの掃除に必要な道具

業務用エアコンの掃除を行う際に必要となる道具は、主に掃除機、ソフトブラシ、水や中性洗剤、タオルや乾燥布です。

これらを使えば、汚れたフィルターやエアコンの内部を清潔に保つことが可能です。なお、掃除機を使う場合は細かいノズルを使用し、ソフトブラシを使う場合は優しくこすることが重要です。

エアコンのタイプを確認する

掃除を始める前には、まずエアコンのタイプを確認しましょう。

壁掛け型や天井埋込型など、エアコンのタイプによって掃除の手順や注意点が異なることがあります。また、特殊な設計のエアコンの場合、フィルターの位置や取り外し方が一般的なものと異なる可能性もあります。

電源を切る

掃除を始める前に必ずエアコンの電源を切ることが重要です。

電源が入った状態で内部を触ると、電気ショックを受けるリスクがあるためです。また、電源を切ることで、掃除中にエアコンが誤って動作することを防ぐことができます。

フィルターを外す

フィルターの掃除を始める前に、まずはフィルターをエアコンから外します。

一般的にはエアコンの前面カバーを開き、フィルターをゆっくりと引き出すだけで取り外すことが可能です。ただし、強く引っ張るとフィルターが破損する可能性があるので、注意が必要です。

詳しくはこちらの記事も参考にしてみてください。

業務用エアコンのフィルターの外し方 自分でできる業務用エアコンのお手入れを紹介

フィルターを洗浄する

フィルターを取り外したら、次に洗浄します。

中性洗剤を水に溶かし、フィルターをそこに浸します。その後、ソフトブラシで優しくこすり、汚れを落とします。力強くこするとフィルターが破損する可能性があるので、ここでも注意が必要です。

フィルターを乾燥させる

フィルターを洗浄した後は、しっかりと乾燥させます。

風通しの良い場所に置いて自然に乾かすか、タオルなどで水分を吸い取ります。乾燥しきっていないフィルターをエアコンに戻すと、カビの発生などの原因となるため、この工程は重要です。

フィルターを元に戻す

フィルターが完全に乾いたら、元の位置に戻します。

フィルターを戻す際も、無理に押し込んだりしないように注意しましょう。フィルターを正しく設置することで、エアコンの性能を最大限に引き出すことが可能です。

エアコンカバーを水拭きする

最後に、エアコンのカバーも忘れずに掃除しましょう。

カバーを水拭きすることで、エアコンの見た目を美しく保ち、塵や汚れによる不快な匂いを防ぐことができます。これで、エアコンの掃除は完了です。定期的な掃除で、いつでも快適な空間を保つことができます。

 

業務用エアコンの掃除中に気を付けるべきこと

業務用エアコンの掃除をする際は、以下に気をつけましょう。

分解のし過ぎ

エアコンの掃除を行う際、エアコンを分解しすぎてしまうケースが見受けられます。フィルターやカバーの取り外しは問題ありませんが、それ以上の部分を無理に分解しようとするとエアコンにダメージを与える可能性があります。

また、特に業務用エアコンは家庭用とは構造が異なることが多く、複雑な部品が多いので分解のし過ぎには特に注意が必要です。誤って重要な部分を壊してしまわないよう、基本的な掃除以上のことを行う際にはプロの助けを借りることをおすすめします。

壊れやすいパーツに注意

エアコン内部には、非常に繊細で壊れやすいパーツがあります。特に、フィルターやフィンなどの部分は繊細で、掃除時に無理な力を加えると破損してしまう可能性があります。力を入れすぎず、優しく掃除することが重要です。

また、掃除機を使用する場合も、吸引力が強すぎるとパーツを破損させてしまう恐れがあるので、低い設定で吸引するようにしましょう。どうしても心配な場合や、詳細な掃除が必要な場合は、プロの業者に依頼することを考慮してみてください。

 

業務用エアコンのクリーニング料金はどれくらい?

業務用エアコンの本格的なクリーニングには専門的な知識や技術が必要となります。そこで気になるのが、そのクリーニング料金ですね。それぞれのエアコンのタイプによって、料金は異なるのが一般的です。

壁掛けタイプのエアコンの場合、1台分のクリーニング料金は大体10,000円から15,000円程度です。一方、天井埋込タイプのエアコンは、より複雑な構造を持っていますので、1台あたり約20,000円から30,000円となることが多いです。そして、天井吊り下げタイプのエアコンについては、一台あたり約25,000円から30,000円程度が相場となります。

ただし、これらは目安の料金であり、具体的な金額はエアコンのサイズや汚れの状態、業者によっても変動します。そのため、複数の業者に相見積もりを取ることをおすすめします。

詳しくはこちらの記事も参考にしてみてください。

業務用エアコンの掃除・クリーニング料金相場はどれくらい?

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分解洗浄は自分では出来ないので業者に依頼を

業務用エアコンの掃除は、日頃のフィルターの清掃など基本的なメンテナンスは自身で行えますが、分解洗浄となると専門的な技術と知識が必要となります。

繊細な部分を間違って取り扱うと、エアコンの故障につながるリスクがあります。また、業務用エアコンは大型で複雑な構造をしており、一般の家庭用エアコンとは異なるポイントが数多く存在します。このような理由から、エアコンの分解洗浄は専門の業者に依頼するのが最善策と言えるでしょう。

業者によるプロフェッショナルな洗浄は、エアコンの寿命を延ばすだけでなく、その性能を最大限に引き出す助けとなります。

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