業務用エアコンのフィルター交換時期はいつ?掃除などお手入れについても紹介
業務用エアコンのフィルター交換時期は、その運用効率に直結しています。しかし、「いつが適切な時期なのだろう?」と迷っている方も多いことでしょう。
そこで本記事では、業務用エアコンのフィルター交換時期の見極め方から、その掃除やお手入れのポイントまで詳しく解説します。
さまざまな環境で働く業務用エアコンのフィルターは、その寿命や劣化度合いが一概には定まらないため、見極めが難しいのが実情です。
ぜひこの記事を読んで、適切なフィルターの交換時期やメンテナンスの知識を身につけてください。エアコンの寿命を延ばし、快適な空間を長く維持しましょう。
Contents
業務用エアコンのフィルター交換時期は1年に1回程度
一般的に、業務用エアコンのフィルター交換時期は1年に1回程度とされています。その理由は、エアコンが空気中の埃や汚れを絶えず吸い込むため、そのフィルターが頻繁に詰まるからです。特に、利用環境が埃っぽかったり、人の出入りが多い場合は、フィルターの汚れが早く進みます。
ですが、これはあくまで一般的な目安であり、エアコンの使用頻度や状況によって異なります。例えば、エアコンを一日中稼働させている場合や、環境が非常にホコリが多い場合は、交換の頻度を上げる必要があります。
フィルターの交換は、エアコンの効率的な運転を保つために重要な作業です。適切なタイミングでフィルターを交換することで、電力消費を抑えるとともに、室内環境を清潔に保つことができます。
業務用エアコンのフィルターの種類
業務用エアコンには、下記の5種類のフィルターがあります。
粗塵フィルター
粗塵フィルターは、その名の通り、比較的大きな塵や汚れをキャッチするためのフィルターです。
主に髪の毛やペットの毛、飛散する大きめの埃などを捕捉します。エアコンの性能を保つためには、この粗塵フィルターの定期的な掃除や交換が欠かせません。
中性能フィルター
中性能フィルターは、粗塵フィルターよりも細かい粒子を捕らえる能力を持ちます。
通常、花粉やダニの死骸など、微小な浮遊物を効果的に除去します。これにより、エアコンから出る空気のクリーンさが保たれ、快適な室内環境が保たれます。
ULPAフィルター
ULPA(Ultra Low Penetration Air)フィルターは、非常に細かい粒子を99.999%以上除去できる高性能なフィルターです。
微生物やウイルス、化学物質など、他のフィルターでは除去困難な微細な粒子までキャッチします。
HEPAフィルター
HEPA(High Efficiency Particulate Air)フィルターは、0.3マイクロメートルの粒子を99.97%以上捕集することが可能です。
つまり、ウイルスや微細な塵、ダニの排泄物なども捕らえることができ、空気中のアレルゲンを大幅に減らします。
ケミカルフィルター
ケミカルフィルターは、特に化学物質や有害ガスの除去に優れています。
たとえばタバコの煙や揮発性有機化合物(VOC)などを効果的に取り除きます。これらは健康に悪影響を及ぼす可能性があるため、特に繁忙期や特定の産業での利用に適しています。
業務用エアコンのフィルターを交換せずに放置するとどうなる?
業務用エアコンのフィルターを交換しないと、下記のような事態を引き起こしてしまいます。
エアコンの効きが悪くなる
エアコンのフィルターが詰まると、空気の流れが妨げられ、エアコンの性能が低下します。
エアコンは、外部から取り込んだ空気を冷やすか温めるかして室内に送り出す仕組みです。しかし、フィルターが詰まると空気の流れが悪くなり、十分な空気が送り出せなくなるため、設定温度になりにくくなります。これは、夏場には部屋が十分に冷えず、冬場には暖まらないという結果をもたらします。
臭いやアレルギーの原因に
フィルターが汚れると、ダニやカビ、ハウスダストなどのアレルギー原因物質がフィルターに蓄積されます。これらの微細な粒子は、エアコンからの空気とともに部屋中に広がり、アレルギー症状を引き起こす可能性があります。
さらに、フィルターにこびりついた汚れが発生する不快な臭いも問題です。これらの症状を防ぐためにも、定期的なフィルターの清掃や交換が必要となります。
電気代の増加
フィルターが汚れていると、エアコンの効率が落ち、それを補うためにエアコンはより多くのエネルギーを消費します。つまり、フィルターの汚れが原因で電気代が増える可能性があります。
エアコンが本来の性能を発揮できないために冷暖房の効率が落ち、一定の温度を保つために長時間稼働させる必要が出てくるからです。これは無駄なエネルギー消費を増やすだけでなく、長期的にはエアコンの寿命を縮める可能性もあります。
業務用エアコンのフィルター掃除の頻度はどれくらい?
業務用エアコンのフィルター掃除の頻度についても解説していきます。詳しくはこちらの記事も確認してみてください。
2ヶ月に1度が目安
業務用エアコンのフィルター掃除の頻度は、一般的には2ヶ月に1度が目安とされています。
エアコンのフィルターは、空気中のホコリやダニなどの微細な粒子をキャッチする役割があります。そのため、時間とともにこれらの粒子がフィルターに詰まり、エアコンの性能を低下させる可能性があります。その影響を最小限に抑えるためにも、定期的にフィルターを掃除することが推奨されます。
この作業自体は簡単で、水洗いやブラシでの掃除が一般的です。
飲食店などでは1ヶ月に1回以上がおすすめの場合も
一方、飲食店などの業態では、1ヶ月に1回以上のフィルター掃除が必要な場合もあります。
なぜなら、調理の際に発生する油煙や臭いがエアコンのフィルターに詰まりやすく、それが空気中に広がると店内の清潔さや快適さを損なうからです。また、油脂がフィルターにこびりつくと火災の原因にもなります。
このような飲食店では、定期的なフィルター掃除だけでなく、専門の業者による定期的なメンテナンスも考慮すべきです。
業務用エアコンのことなら創業70年の老舗伊藤テクノにお任せください
今回の記事では、業務用エアコンのフィルターの交換時期について解説してきました。
基本的には、業務用エアコンのフィルターは1年に1回は交換するようにしましょう。ただしエアコンの使用頻度や状況によって異なるため、専門業者への相談が不可欠です。
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