オフィス

オフィスの規模や社員数にあわせてエアコンを選ぶことがポイントです。夏場は冷やしすぎず、冬場は外との温度差など、ムラがないように調節することが重要です。エアコン温度を自動で調節してくれるものや、冷風・温風が直接当たることを防ぐセンサー機能付きのものをお勧めします。快適な空調を整備することは、働きやすさや社員のモチベーション向上にもつながります。

店舗

人の出入りやドアの開閉が多く温度差が生まれやすいため、風向きを自由に調節し、人や商品に直接当たらないことが重要です。エアコンを稼働し続けると電気代がかかりやすいため、省エネ機能付きや汚れにくくメンテナンスが手軽にできるものをお勧めします。エアコンの見栄えも考慮し、お店の雰囲気を壊さないようなデザイン・設置場所にこだわる必要があります。

飲食店

飲食店では空調の管理もイメージの善し悪しにつながります。快適で楽しい時間を過ごせるよう、人や料理に直接風が当たらないようにすることが大切です。店内のインテリアや雰囲気に配慮することでより印象が良くなります。調理時の発熱、客席での鉄板や七輪など、空間の温度差を調節するエアコンを選びましょう。万が一の故障にも冷暖房が途切れないことが重要なので、バックアップ制御できるエアコンもお勧めです。

工場

規模や業務内容にもよりますが、工場内は熱がこもりやすく砂塵や埃など汚れが舞いやすいです。オイルミストや粉塵などに対応し空気を清潔に保てるユニット付きのもの、温度調節が細かに効くエアコンがお勧めです。高天井対応機種や床置きのダクト式など様々な種類があるので、工場の大きさや用途に合わせて一番適しているエアコンを現地調査で選定してもらう必要があります。

病院・介護施設

人の出入りが多く、風邪などのウイルスが滞空しやすいため、衛生面に配慮したエアコンを選びましょう。空気清浄機能や脱臭機能が付いているエアコンで空気を整え、清潔な環境を保つことが大切です。特に診察室や検査室では薄着になるため、エアコンの風向きを上下左右に変えれるもの、人を感知できるセンサー付きのエアコンがお勧めです。また、個室は誤操作をしないよう操作性がシンプルな種類を選びましょう。

ビル

大規模施設に業務用エアコンを設置する場合、室内機を個別運転できるものや各フロアに適した形状・能力を選べるビル用マルチエアコンがお勧めです。ビル用マルチエアコンは1台の室外機に対して、複数のエアコンを個別に運転させることが可能です。省エネ・コストカットにつながり、室内空間の設計自由度があるため様々なメリットがあります。

ホテル

客室用に適した空調や、式場、宴会場、レストラン、ロビーなど広範囲に適した空調など、ホテルの規模に合わせたエアコンを選ぶことが重要です。客室用の場合は、快適な睡眠のため静音性が高いものや、お客様が使いやすい機能を集約したものがお勧めです。また、出入りの激しいレストランやロビーには、混み具合によって温度調節を自動で行うものや、風を隅々まで届ける天井カセット型のエアコンをお勧めします。

理美容室

お客様が長時間定位置にいるため、風が直接当たらないよう温度を調節するセンサー付きエアコンを設置することが必要です。ドライヤーやパーマ機など熱源が多いため、一般店舗用よりも馬力が大きいエアコン設置が一般的です。お客様だけでなく従業員も働きやすい環境につながります。また、ヘアカラーやパーマ液は特有の匂いがあるため、空気清浄機能や脱臭ユニットがあるとより快適に過ごすことができます。