マルチエアコンのデメリットとは?後悔しないための選び方と注意点

マルチエアコンは、1台の室外機で複数の室内機を動かせる便利な設備です。スペースをとらず見た目もスッキリすることから、最近では戸建てやマンションでも多く採用されています。

しかし、便利な一方で、マルチエアコンにはいくつかの「見落としがちなデメリット」もあります。知らずに設置してしまうと、後々後悔することも少なくありません。

この記事では、マルチエアコンの仕組みやデメリット、その他情報を、わかりやすく解説していきます。

 

Contents

マルチエアコンの仕組みと基本的なデメリットとは?

このセクションでは、マルチエアコンの仕組みと、代表的なデメリットについて解説します。

 

1台の室外機で複数の室内機を動かす仕組み

マルチエアコンは、1台の室外機に対して2台以上の室内機を接続して運転できるのが最大の特徴です。例えば、リビングと寝室、子ども部屋の3部屋に室内機を設置して、外には1台の室外機だけということが可能です。

見た目もスッキリして、ベランダのスペースを有効に使えるというメリットがあります。マンションなどで室外機の設置スペースが限られている場合にはとても便利です。

また、最近では冷暖房の効率も高く、複数の部屋を快適に保てる点が評価されています。

しかし、その便利さの裏にはいくつかの注意点があります。

 

故障すると全ての部屋に影響が出る

マルチエアコンで一番大きなデメリットは、「一部が故障するとすべての部屋に影響する可能性がある」という点です。

たとえば室外機が故障してしまうと、そこに繋がっているすべての室内機も動かなくなってしまいます。夏の暑い時期や冬の寒い時期にこのようなトラブルが起きると、生活に大きな支障が出てしまいます。

一方、個別のエアコンであれば、1台が壊れても他の部屋のエアコンには影響が出ません。

こうしたリスクを理解した上で、導入を検討することが大切です。

 

設置工事が複雑で費用が高くなることがある

マルチエアコンの設置工事は、室内機の数が増えるほど配管が複雑になり、施工にも時間と技術が必要になります。

特に古い住宅やリフォーム時には、配管ルートの確保が難しい場合があり、追加費用がかかるケースもあります。また、複数の部屋に配管を通すため、工事日数も延びることがあります。

設置前に必ず見積もりを取り、工事内容をよく確認しておくことが大切です。

 

マルチエアコンのデメリットとしてよくある後悔ポイント

実際にマルチエアコンを使ってみて感じることの多い、リアルな後悔ポイントについて解説します。

 

1部屋だけ使いたくても全体の電力がかかる

マルチエアコンは、1部屋だけの使用でも室外機は常に全体を管理して動作します。

そのため、使っていない部屋があっても余分な電力がかかる場合があります。

個別エアコンと比べると電気代が割高に感じることもあるため、コストを重視する人は注意が必要です。

特に電気代が高くなる夏や冬は、ランニングコストにも目を向ける必要があります。

 

室外機の設置場所が限られることがある

マルチエアコンは1台の室外機で複数の室内機を動かせますが、そのぶん室外機自体が大きく、重くなることがあります。

ベランダや外壁に十分なスペースがないと、設置自体が難しくなったり、見た目が悪くなったりすることも。

また、隣家との距離が近い場合は、騒音の問題も注意が必要です。

設置前にはスペースと周辺環境をよく確認しましょう。

 

将来的な買い替え・増設がしにくい

マルチエアコンはシステム全体が一体化しているため、1部屋だけ室内機を買い替えたい場合でも、全体に影響が出ることがあります。

また、子どもが増えて部屋を増設したり、書斎を作ったりといった生活の変化にも対応しにくいのが欠点です。

柔軟に部屋を使いたい家庭には、マルチエアコンは向かない場合もあります。

将来のライフスタイルまで考慮して選ぶことが大切です。

 

マルチエアコンのデメリットを踏まえた選び方のコツ

マルチエアコンの欠点を理解したうえで、後悔しない選び方をするためのポイントを紹介します。

 

使う部屋数と利用頻度をよく考えて選ぶ

まず大事なのは、どの部屋でどれだけの頻度でエアコンを使うかをしっかり把握することです。

たとえば、普段はリビングと寝室しか使わない場合、すべてをマルチにする必要があるか考え直すべきです。

あまり使わない部屋には個別エアコンを使い、よく使う部屋だけマルチ化する方法もあります。

使い方に合ったシステムを選ぶことが大切です。

 

信頼できる業者に見積もり・工事を依頼する

施工技術の差が出やすいのがマルチエアコンの特徴です。

配管の長さや室外機の置き場所、設置角度によって性能が大きく変わることもあります。

価格だけで決めず、実績や口コミを確認して、信頼できる業者に相談するようにしましょう。

複数業者から相見積もりをとるのもおすすめです。

 

長期的なメンテナンス体制を確認する

マルチエアコンは、1台の室外機に多くの機能が詰まっています。

そのため、定期的な点検や故障時の対応が重要です。

設置後のサポート体制が整っているかどうかも、業者選びの大きなポイントになります。

アフターサービスの充実度や保証内容も忘れずにチェックしましょう。

 

マルチエアコンのデメリットが目立つ家庭の特徴とは?

ここでは、マルチエアコンを導入してもあまりメリットが得られず、むしろデメリットの方が目立ちやすい家庭の特徴を紹介します。

 

使用する部屋が限られている家庭

普段からエアコンを使う部屋が1〜2部屋だけの家庭では、マルチエアコンのメリットはあまり感じられないかもしれません。

複数の室内機を使わないのであれば、個別のエアコンを使った方が費用対効果が高い場合が多いです。

また、室外機1台でまとめても結局は使っていない室内機の分も維持管理の手間がかかります。

使用頻度が少ない部屋は扇風機やサーキュレーターで対応する方法も検討しましょう。

 

リフォームや模様替えを頻繁にする家庭

将来、部屋のレイアウトを変える可能性が高い家庭は、マルチエアコンが不向きなケースがあります。

室内機の設置位置や配管ルートが固定されてしまうため、間取り変更の自由度が下がるからです。

リフォーム時に室内機の移動が必要になると、追加工事や費用が発生することもあります。

その点、個別のエアコンであれば、比較的簡単に移設が可能です。

 

室外機の設置スペースに余裕がない家庭

マルチエアコンの室外機は、通常のエアコンに比べて大型化しており、スペースを多くとることがあります。

特にベランダや屋上が狭い場合、設置場所に苦労することがあります。

また、他の設備(給湯器や洗濯機など)と干渉することもあり、配管や設置の自由度が制限されてしまう可能性があります。

事前にしっかりと設置シミュレーションをしておきましょう。

 

マルチエアコンと個別エアコンの比較でわかるデメリット

マルチエアコンと個別エアコンを比較することで、どんなデメリットが浮き彫りになるのかを見てみましょう。

 

初期費用はマルチエアコンの方が高くなることが多い

室外機が1台で済むとはいえ、その1台が高性能であるぶん初期費用は高額になることが多いです。

また、室内機が多いほど配管工事や配線も複雑になるため、工事費も上乗せされる傾向にあります。

トータルで見た場合、個別にエアコンを数台設置した方が安く済むケースも少なくありません。

予算に限りがある方は、個別の方がコストパフォーマンスに優れる可能性があります。

 

個別エアコンの方がトラブル対応がしやすい

1台ごとに独立している個別エアコンなら、故障しても他の部屋への影響がありません。

また、修理や買い替えもその部屋だけで済むため、コストや手間を抑えられます。

マルチエアコンの場合、室外機が故障するとすべての室内機に影響が出てしまう点が大きなデメリットです。

トラブル時のリスク分散を考えると、個別方式が有利になることもあります。

 

電力効率の面で個別の方が有利な場合もある

マルチエアコンは、複数台を同時に動かす場合は効率的ですが、1台だけ使うと逆に効率が悪くなることがあります。

室外機が常に全体の稼働を制御しているため、無駄な電力消費が発生するケースもあるのです。部屋の使用頻度にムラがある家庭では、個別エアコンの方がエネルギーを効率的に使える可能性があります。

日々の電気代にも注目して選びましょう。

 

マルチエアコンのデメリットをカバーする使い方の工夫

デメリットを理解したうえで、うまく使いこなす方法について紹介します。

 

室内機の使用タイミングをずらして使う

一度にすべての室内機をフル稼働させるのではなく、必要な部屋だけ順番に使うようにすると、負荷を分散できます。

特に電力のピーク時間帯は避けて使うことで、省エネにもつながります。

スケジュールタイマーなどを活用するのもおすすめです。

負荷を減らせば、故障リスクも軽減されます。

 

電気料金プランを見直す

使用頻度が高い家庭では、深夜料金が安いプランや時間帯別料金プランに変更することで、電気代を抑えられる可能性があります。

特にオール電化の家庭や共働き世帯にはメリットが大きいです。

電力会社のプランは毎年見直されているので、定期的にチェックしましょう。

節電と節約を同時に目指せます。

 

定期的なフィルター掃除で負担を減らす

マルチエアコンも個別エアコンと同様に、フィルターが汚れていると冷暖房の効率が落ち、無駄な電力を使います。

室内機ごとにフィルターを掃除することで、常に快適な状態を保てます。

目安は2週間に1回程度の掃除がおすすめです。

清掃を業者に依頼する場合も、定期プランを利用すると安くなることがあります。

 

まとめ|マルチエアコンのデメリットを理解して後悔しない選び方をしよう

マルチエアコンは、見た目もスッキリし、省スペースで複数の部屋を快適にできる便利な設備です。

しかしその一方で、費用・トラブル時の影響・将来の柔軟性など、さまざまなデメリットもあります。

家庭のライフスタイルや部屋の使い方によって、最適なエアコンの種類は異なります。

大切なのは、目先の便利さだけでなく、将来の使い勝手やメンテナンスまでを見据えて選ぶこと。

信頼できる業者に相談しながら、自分にぴったりの空調設備を選びましょう。

 

業務用エアコンの販売・取り付けからメンテナンスまでは、伊藤テクノにお任せください

今回この記事では、マルチエアコンのデメリットについてご紹介いたしましたが、この記事を機に、業務用のエアコンの設置を検討している企業様もいらっしゃるかと思います。

 

業務用エアコンの販売・取り付けからメンテナンスまでは、私たち伊藤テクノにお任せください。

 

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