医療用エアコンに搭載されていると便利・必要な機能4つ
病院など医療機関において、まず最優先に考えなければならないことは、体調の悪い方や高齢者が多くいる場所であるということです。そのため、適切な温度を維持し、それと同時に常にフレッシュな空気を循環させることにも気を遣わなければなりません。そのため、病院などの医療機関では、一般的な業務用エアコンの基本機能に加えて、以下のような病院ならではの機能が必要となります。
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01 個室ごとに冷暖房を切り替えられる
通常の業務用エアコンは、冷房か暖房のどちらかを一元管理しているものがほとんどです。しかし、病院などの医療施設では、個室ごとに室温を設定できる「冷暖房フリーシステム」といった機能を搭載した業務用エアコンが向いています。
このタイプの業務用エアコンであれば、各個室で冷暖房を自由に切り替えることが可能となります。さまざまな疾患を持つ患者さんごとに、きめ細かく空調管理するために、必須の機能だといえるでしょう。
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02 人や温度を感知できるセンサー
人の出入りが激しい待合室や、面会スペースなどには、人がいるエリアを検知するための「人検知センサー」を搭載した業務用エアコンが便利です。人が来たら、自動で風向きを調整して、直接風が当たらないようにできます。
また、主に足元付近の温度をチェックして、設定した温度以上に達したら自動的に風を室内全体に循環させる「床温度センサー」機能が搭載されている業務用エアコンもあります。
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03 空気清浄機能
病院や医療機関には、当たり前ですが体調の優れない方が多く来院します。なかには循環器系の疾患を抱える患者さんもいるでしょう。そういった患者さんはもちろん、ほかの病気で来院した患者さんが別の病気にかからないように、空気を循環させ、適切に換気する「空気清浄機能」を搭載した業務用エアコンは必須といえます。
さらに、オプションとして抗菌フィルターを設置する事でも、業務用エアコン自体に空気清浄機の機能を持たせることが可能です。
冷暖房を行いながら、空気中のウイルスやホコリ、悪臭を除去するため、空気清浄機能を搭載している業務用エアコンを選ぶようにしましょう。
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04 加湿機能
病院や医療機関などの施設では、湿度にこだわられるお客様が多いです。薬品や精密な医療機器の安全な使用・保管のためには温度・湿度管理が必要であり、24時間365日きちんと管理する必要があるためです。また、感染症予防の面においても、施設内の湿度を適切に管理することは重要です。
業務用エアコンに加湿機能取り付けることで、院内環境をより良く保つことが可能になります。
伊藤テクノでは、
医療施設ガイドラインに沿った機能を持つ業務用エアコンを取り揃えています。
病院向けに強い!伊藤テクノがおすすめする機能
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ストリーマ除菌ユニット
ダイキンが開発した機能。ストリーマ技術とは、プラズマ放電の一種である「ストリーマ放電」を用いて、汚れを分解する機能です。通常のプラズマ放電よりも1,000倍以上高い酸化分解力を持っており、ニオイや菌類・室内の汚れ物質を分解・抑制することができます。設置条件によって室内機を選ぶことができ、室内機と一体設置が可能なので省スペース化も可能。また、冷暖房期だけでなく、エアコンを必要としない時期の送風運転時にもストリーマ機能は運転可能です。
導入をご検討の際は、設置条件や環境に適した室内機を選択することが重要ですので、プロへの相談をお勧めします。
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除菌フィルター
備え付けのエアコンにも手軽につけられる、除菌フィルター。
様々なメーカーからたくさんの種類のフィルターが出ていますが、伊藤テクノのイチオシは、「クレアウィンフィルター」。イメージは、「エアコンに取り付けるマスク」。エアコンの吸い込み口に貼るだけで設置が完了、室内のウイルスを15分間で99%補集できるという優れモノ。エアコンを買い替えるとなるとコストがかさみますが、これならコストを抑えて手軽にウイルス対策ができるのでおすすめです。買い替えをご検討中の方も、製品と合わせてご購入いただき設置することも可能ですので、まずはご相談ください。
病院に不可欠な省エネ機種について
病院など医療機関には、入院している患者さんも多くいます。そのため、業務用エアコンは24時間稼働している必要があります。病状によっては、常に一定の温度を維持しなければならないケースもあるためです。
しかし、業務用エアコンを24時間ずっと運転していると、当然のことながら電気代がかさみますよね。現在使用している業務用エアコンが長い期間に渡って使っている旧型モデルの場合、稼働効率の低下や電気代に頭を悩ませている方も多いはず。そんなときに検討していただきたいのが、業務用エアコンの入れ替えです。
最近では、超省エネタイプの新型業務用エアコンも発売されています。それでは、実際に電気代コストを削減できる省エネ機種には、どのような特徴があるのでしょうか。
通年エネルギー消費効率(APF)とは?
業務用エアコンは、2006年のJIS改正に伴い、通年エネルギー消費効率(APF)の表示が義務づけられました。これは、実際の使用実態に近い「中間温度帯」を含む評価ポイント5点でのエネルギー消費効率を表示するもので、さらに2015に改正され、現在では8点の評価ポイントでエネルギー消費効率が表示されています。
グリーン購入法とは?
「グリーン購入法」とは、2001年4月に施行された法律で、国の機関や都道府県、市区町村などの地方自治体、事業者やメーカー、そして国民それぞれにグリーン購入を推進、義務づけられているものです。
商品購入の際、必要性を考慮し、環境負荷の小さい製品を優先して購入するというもので、適合製品には「エコマーク」や「G法適合」などの表示がつけられています。
標準省エネ機種とは?
上記のグリーン購入法に適合した業務用エアコンは、「標準省エネ機種」と呼ばれます。ただ、こちらの機種はすでに法律で定められているため、業務用エアコンの各メーカーから発売されている製品は、一部を除いてすべて「グリーン購入法基準値」をクリアしています。特徴としては、グリーン購入法施行以前の業務用エアコンに比べて通年エネルギー消費効率が高く、年間の電気代も削減できる機種となっています。
超省エネ機種とは?
標準省エネ機種よりも、さらに通年エネルギー消費効率が高い機種は「超省エネ機種」と呼ばれています。これは、基本的に2015年に改正された省エネルギー法基準値をクリアしている機種で、同じ馬力・形状の標準省エネ機種に比べ、消費電力が大幅に低減されているほか、低温時の暖房効率が高い、天井カセット埋め込み型の室内機に省エネ機能がさらに付加されている機種などが特徴です。また、CO2排出量も抑えられていることも見逃せないポイントです。
価格の相場は?
ここまでは病院など医療機関に設置する業務用エアコンに必要な機能や、省エネ機種について説明してきました。しかし、それだけでは設置する業務用エアコンを選ぶのは難しいと思います。
そこで、ここでは病院など医療機関に設置する業務用エアコンについて、設置方法や形状ごとの価格の目安をご紹介していきます。
※記載の価格は本体価格で、設置工事費は含まれていません。
エアコンの形 | 馬力 | 価格 |
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天井カセット埋め込み形【4方向】 | 1.5馬力 | 13~15万円程度 |
3馬力 | 15~19万円程度 | |
6馬力 | 23~32万円程度 | |
天井カセット埋め込み形【2方向】 | 1.5馬力 | 13~17万円程度 |
3馬力 | 18~21万円程度 | |
6馬力 | 26~38万円程度 | |
天吊形 | 1.5馬力 | 11~14万円程度 |
3馬力 | 15~18万円程度 | |
6馬力 | 20~33万円程度 | |
ビルトイン形 | 1.5馬力 | 12~19万円程度 |
3馬力 | 15~23万円程度 | |
6馬力 | 21~44万円程度 |
広さと馬力の関係性をご紹介
業務用エアコンは、設置場所の広さに応じて適した馬力の製品を選ぶ必要があります。病院など医療機関向けの業務用エアコンについて、広さと馬力の関係を目安としてご紹介します。業務用エアコン選びの参考にしてください。
馬力について詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
業務用エアコン取り付け時のポイント!読めば費用感や業者の選び方がわかる
m² | 坪 | 畳 | 馬力 |
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21 – 31 ㎡ | 6 – 9 坪 | 12 – 18 畳 | 1.5馬力 |
24 – 35 ㎡ | 7 – 12 坪 | 14 – 24 畳 | 1.8馬力 |
26 – 39 ㎡ | 8 – 12 坪 | 16 – 24 畳 | 2馬力 |
29 – 43 ㎡ | 9 – 13 坪 | 18 – 26 畳 | 2.3馬力 |
33 – 49 ㎡ | 10 – 15 坪 | 20 – 30 畳 | 2.5馬力 |
42 – 62 ㎡ | 13 – 19 坪 | 26 – 38 畳 | 3馬力 |
59 – 87 ㎡ | 18 – 26 坪 | 36 – 52 畳 | 4馬力 |
74 – 109 ㎡ | 22 – 33 坪 | 44 – 66 畳 | 5馬力 |
82 – 122 ㎡ | 25 – 39 坪 | 50 – 78 畳 | 6馬力 |
118 – 174 ㎡ | 36 – 53 坪 | 74 – 106 畳 | 8馬力 |
147 – 217 ㎡ | 45 – 66 坪 | 90 – 132 畳 | 10馬力 |
197 – 291 ㎡ | 59 – 88 坪 | 118 – 176 畳 | 12馬力 |
病院への業務用エアコンの導入事例
実際に医療施設に伊藤テクノが業務用エアコンを取り付けさせていただいた事例について、ご紹介させていただきます。
都内A病院様
- 製品情報
- 日立の天井カセット埋込形4方向タイプの業務用エアコン
室外機1台で室内機4台を運転させるフォー方式 - 工期
- 1日
- 職人
- 4名
入院患者様に対する配慮を優先した施工
通常の設置工事ではどうしても騒音や振動が発生します。しかし、病院の場合、入院患者様の療養に差し障りがある恐れも考えられます。
そのため、特殊な工具を用いて騒音・振動をなるべく抑え、入院患者様に配慮する形での工事をご提案いたしました。
準備や施工の手間は通常の工事よりもかかりますし、蓄積してきたノウハウが求められる難易度の高い工事ですが、伊藤テクノではお客様の事情を最優先に対応しております!
確実な工程計画で工事は1日で完了
病院が開いている時間に業務用エアコンの取り付け工事を行うのは不可能です。そのため、施工は休診日に行いますがそれも大体のケースでは1日のみです。通常、業務用エアコンの取り付け工事は数日かけて行われますが、病院で取り付け工事を行う場合は綿密かつ確実な工程計画を立て、事前に準備を進めることで1日での工事完了を実現します。
そのためには作業人員を多めに確保することが大事な要素の一つになります。伊藤テクノでは、業務用エアコンに熟知した自社職人を揃えているため、現場に応じて柔軟な人員配置を行えます。
病院での業務用エアコン導入・交換は伊藤テクノがお手伝いします
病院など医療施設の業務用エアコンは、24時間365日の稼働が当たり前。不具合で業務用エアコンが稼働停止してしまうと緊急事態です。
伊藤テクノでは、こうした緊急事態やイレギュラーなご相談についても数多く対応してまいりました。おかげさまで医療施設への業務用エアコン販売、取り付け実績も数多くございます。
導入事例でも紹介させていただいた通り、施設の特徴に合わせた施工時の配慮や工夫、スピーディーな工事はもちろんのこと、お客様が設置工事の工程をイメージできるよう、丁寧でわかりやすい説明も心がけています。
というのも、業務用エアコンの購入や取り付け工事は慣れていないお客様がほとんどです。分からないことや不安なことを残さず、納得と安心をしたうえで工事を依頼してほしいという気持ちのもと、コミュニケーションを大事にしています。
導入を検討している機種や気になっている機能、工事のお見積もりなどなんでも構いません。
気になる点やご相談はお気軽に伊藤テクノまでお問い合わせください。