業務用エアコンから黒い粉が出る原因と対策|健康被害や掃除・予防法まで徹底解説
オフィスや店舗などで使用される業務用エアコンから「黒い粉が出てきた」という相談が近年増えています。見た目にも不快で、健康被害や機器の故障につながることもあるため、早めの対応が重要です。
本記事では、黒い粉の正体とその原因、掃除方法、健康リスク、予防策まで総合的に解説します。
業務用エアコンの定期メンテナンスを検討している方、室内環境の安全性を保ちたい施設管理者にとって、有益な情報をお届けします。
Contents
業務用エアコンから黒い粉が出るのはなぜ?主な原因を解説

黒い粉の正体は、カビ・ホコリ・部材の劣化による微細な粒子であることが多く、複数の原因が組み合わさって発生します。
エアコン内部のカビやホコリ
空調設備に付着するカビやホコリは、室内空気汚染の原因になり得るとされています。
特に業務用エアコンは使用頻度が高く、内部に湿気がこもりやすい構造です。
そのため、カビが発生しやすい傾向があります。
このカビや付着したホコリが乾燥・風によって吹き出し口から排出されると、黒い粉のように見えるのです。
定期清掃を行っていないエアコンほど、このリスクが高まります。
フィルターや熱交換器の汚れの蓄積
フィルターや熱交換器の汚れが吹き出し口から黒い汚れとして排出されることがあります。
業務用エアコンのフィルターは空気中のホコリ・油煙・花粉などを吸着するため、定期的に掃除しないと汚れが蓄積します。
飲食店など油分の多い環境では、これが固まりやすく、黒い粒状になるケースもあります。
このような汚れは風に乗って空気中に舞い、利用者の健康を脅かす可能性もあるため注意が必要です。
施工時や修理時に使われた部材が崩れている
エアコン設置時や修理時に使われるゴムパッキン、防音材、防振スポンジなどの補修部材も、経年劣化します。
これらがボロボロになると、微細な粒子となって吹き出し口から排出されることがあります。
このケースでは、エアコン自体に異常がなくても、黒い粉が出るため、原因の特定が難しい場合もあります。
施工業者やメーカーの点検が必要です。
業務用エアコンの黒い粉が体に与える影響とは?
黒い粉に含まれる物質は、アレルゲンや有害微粒子である可能性があり、長期的に吸引すると健康被害をもたらすことがあります。
アレルギーや喘息の原因になる可能性がある
室内空気中の浮遊粉塵やカビが、喘息やアレルギー性鼻炎などの原因になる可能性があります。
また、エアコンから放出される黒い粉には、こうしたアレルゲンが含まれている可能性があります。
従業員の中に、咳やくしゃみが続く人が出てきた場合は、空調の影響を疑うべきです。
早めに清掃・点検を行うことで、職場の健康リスクを軽減できます。
カビの胞子が含まれている場合がある
エアコン内部で繁殖したカビは、その胞子が空気中に放出されることがあります。
特にアスペルギルス属などの真菌は、アレルギー症状や肺疾患を引き起こすリスクがあるとされています。
「エアコンをつけると咳が出る」「目や鼻がムズムズする」といった症状がある場合は注意が必要です。
定期的なカビ除去・内部洗浄が予防につながります。
粉塵が長時間体内に入ると健康被害につながる
黒い粉の中に含まれるウレタンやゴムなどの人工素材が粉末化したものは、PM2.5レベルの微粒子となることもあります。
こうした粉塵は肺に蓄積し、慢性的な呼吸器疾患を引き起こす可能性があります。
特に高齢者や子ども、免疫力の弱い人が出入りする施設では、安全な室内空気管理が求められます。
黒い粉の発生は「見える空気汚染」と捉え、すぐに対処することが重要です。
業務用エアコンの黒い粉を放置するとどうなる?放置リスクを知ろう

黒い粉を見て見ぬふりをしていると、空気環境の悪化だけでなく、健康・設備面でも深刻な問題につながります。
ここでは、黒い粉を放置することで生じる代表的なリスクについて解説します。
エアコンの効きが悪くなり、電気代が上がる
内部の汚れや粉塵がフィルターや熱交換器に付着すると、空気の流れが悪くなり、エアコンの冷暖房効率が下がります。
その結果、設定温度に到達するまで余計に電力を消費します。電気代が大幅に増えるケースも珍しくありません。
電力効率の低下は、環境負荷の増加にもつながります。
日々の運用コストを抑えるためにも、エアコンの健全な稼働は欠かせません。
故障や異音の原因になる
黒い粉の元になっている劣化部品が崩れて内部に蓄積すると、ファンモーターやセンサーなどのパーツに干渉します。その結果、故障や異音の原因になります。
「最近変な音がする」「風量が弱い」といった症状があれば、黒い粉がトラブルの一因かもしれません。
故障してからの修理はコストも時間もかかるため、予防的な点検が重要です。
従業員やお客様の健康リスクが高まる
前述の通り、黒い粉にはカビの胞子やアレルゲン物質が含まれている可能性があります。
これらを長時間吸い続けることで、咳・喘息・アレルギーなどの健康リスクが高まります。
とくに高齢者や体力の弱い方が多く利用する施設では、空気の質が安全管理上のポイントになります。
「わずかな粉」と軽視せず、早めの対策が肝心です。
業務用エアコンの黒い粉を自分で掃除・対処する方法
軽度の汚れであれば、自分でできる範囲の掃除で対処可能となります。ただし、完全な解決には専門業者の力が必要なケースもあります。
まずはフィルターを取り外して掃除する
エアコンの吹き出し口から黒い粉が出た場合、最初にチェックすべきはフィルターです。
フィルターにホコリやカビが溜まっていると、風に乗って粉状の汚れが出てくる原因になります。
月に1回程度を目安に、掃除機や水洗いで清掃しましょう。
洗浄後はしっかり乾かしてから再装着することが大切です。
吹き出し口やルーバー周辺を拭き取る
黒い粉が直接付着しやすい場所として、吹き出し口・ルーバー(風向きを調整する部分)があります。
柔らかい布や除菌シートを使って、優しく拭き取りましょう。
固着している場合は、ぬるま湯を含ませた布を使うと取りやすくなります。
このとき、強くこすったり薬品を使いすぎたりしないよう注意してください。
掃除機やエアダスターで軽く粉を吸い取る
目に見える黒い粉が大量にある場合、掃除機のノズルを使って軽く吸い取りましょう。
ただし、奥に粉を押し込んでしまう可能性もあるため、使用時には注意が必要です。
また、エアダスターを使うと細かな隙間に入り込んだ粉を吹き飛ばせます。
その際は、粉塵を舞い上げないようマスクを着用してください。
汚れの程度によっては周囲に飛び散ることもあるので、養生シートなどで保護しておくと安心です。
市販のエアコンクリーナーを使う方法もある
家庭用でも使用できるエアコンクリーナーが市販されています。
フィン部分や送風ファンに直接噴射することで、カビや汚れを洗浄できます。
ただし、業務用エアコンは構造が複雑なため、市販品では完全な洗浄は困難です。
また、業務用エアコンへの使用は非推奨の製品もあるため、メーカーの取扱説明書や業者に確認の上で使用しましょう。
むやみに使用すると部品を傷める可能性もあるので、注意が必要です。
手が届かない場所は無理せず専門業者に依頼する
天井埋込型や大型エアコンの場合、自力で内部の洗浄を行うのは非常に危険です。
高所作業や電気部品への影響もあるため、ダスキンやおそうじ本舗などのプロに依頼するのが最も安全かつ確実です。
プロによる分解洗浄では、ファンや熱交換器の奥まで洗浄可能で、黒い粉の発生を根本から防げます。
年に1〜2回の依頼が推奨されています。
業務用エアコンの黒い粉を防ぐためのメンテナンス方法

黒い粉の発生を未然に防ぐには、定期的な清掃と部品の点検が最も効果的な予防策です。
定期的にフィルター掃除を行う
月に1〜2回の頻度で、フィルターを掃除することでホコリの蓄積を防げます。
汚れたフィルターは風の流れを阻害し、黒い粉やカビの原因になります。
フィルター掃除は、最も手軽かつ効果的な予防策の一つです。
施設の利用状況に応じて掃除頻度を調整しましょう。
年に1〜2回はプロによる分解洗浄を依頼する
フィルター掃除だけでは落とせない内部の汚れには、専門業者による分解洗浄が必要です。
ダスキンやおそうじ本舗などの清掃サービスでは、ファン・ドレンパン・熱交換器まで徹底洗浄が行われます。
黒い粉の再発防止には、プロによる内部洗浄が最も効果的です。
半年〜1年に1回の依頼が推奨されます。
断熱材やスポンジなどの劣化部品を交換する
10年以上使っているエアコンでは、内部の断熱材やスポンジが劣化して黒い粉の原因になることがあります。
専門業者に依頼すれば、劣化箇所を特定して部品交換が可能です。
古いエアコンでは清掃だけでなく、パーツ交換も検討してください。
見えない劣化が進行しているケースも多くあります。
エアコンの使用時間や環境に応じてメンテナンス頻度を調整する
エアコンの汚れ方は、使用環境によって大きく異なります。
飲食店・工場・美容室などの粉塵が多い環境では、短いスパンで清掃が必要です。
「3か月に1回清掃」など、運用実態に合わせたスケジュールを立てましょう。
清掃記録を残すことで、設備管理の精度も高まります。
「ダスキン」や「おそうじ本舗」などの業者を利用する
業者選びに迷ったら、業界大手の信頼できる業者を利用するのが安心です。
ダスキンやおそうじ本舗では、業務用エアコンの対応実績が豊富で、無料見積もりにも対応しています。
見積もり時に黒い粉の正体を判別してくれる場合もあります。
早めに相談して、快適な空調環境を保ちましょう。
業務用エアコンの黒い粉に関するよくある質問と回答
最後に、実際に寄せられることの多い質問とその回答を紹介します。
黒い粉の正体は何?
正体は、カビ・ホコリ・フィルターの汚れ・断熱材の劣化粉・排気汚れなどが混ざったものです。
目視では区別がつきにくく、成分分析には専門的な設備が必要です。
ほとんどの場合、複数の要因が重なっています。
定期メンテナンスで原因を特定し、対策を取りましょう。
家庭用エアコンにも同じ症状は起きる?
はい、起こります。
特に長年使用していて掃除をしていない家庭用エアコンでは、黒い粉が出ることがあります。
ただし、業務用エアコンに比べて使用時間が短いため、頻度は低めです。
多くの清掃業者では年1回の清掃を推奨しています。
掃除で完全に取り除ける?
軽度の汚れであれば自分での清掃で対処可能ですが、粉の原因が内部部品の劣化やカビである場合、プロによる分解洗浄が必要です。
原因に応じて清掃方法を選びましょう。
再発を防ぐには、根本原因の解決が不可欠です。
業者に依頼すると費用はいくら?
業務用エアコンの分解洗浄費用は、1台あたりおよそ25,000円〜40,000円程度が相場です。
機種や設置状況によって異なりますが、複数台同時依頼で割引が適用されるケースもあります。
費用対効果の高いメンテナンスと言えるでしょう。
放置すると法的リスクはある?
通常のオフィスや店舗では、すぐに法的リスクが生じることはありません。
ただし、飲食店や病院、保育施設などでは「衛生管理義務」や「建築物衛生法」に基づき、適切な空気環境の維持が求められます。
衛生基準を満たさない場合、行政指導の対象になる可能性もあります。
まとめ|業務用エアコンの黒い粉の原因と対処法を知って安心対策を

業務用エアコンから出る黒い粉は、カビ・ホコリ・劣化部品などが原因となる複雑な現象です。
放置すれば健康被害・設備の故障・空気質の悪化につながる可能性があります。
まずはフィルターや吹き出し口を掃除し、根本的な解決のためには専門業者に相談しましょう。
年1〜2回のプロによる分解洗浄と、月1回のフィルター清掃を習慣にすることで、清潔で安全な空調環境を維持できます。
従業員と顧客の健康を守るためにも、今すぐできる対策から始めてみてください。
業務用エアコンの販売・取り付けからメンテナンスまでは、伊藤テクノにお任せください
今回この記事では、業務用エアコンから黒い粉が出る原因と対策についてご紹介いたしましたが、この記事を機に、業務用エアコンの設置を検討している保育園もあるかと思います。
業務用エアコンの販売・取り付けからメンテナンスまでは、私たち伊藤テクノにお任せください。
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