業務用エアコンの試運転は夏前までに!業務用エアコンの試運転でチェックすべきことまとめ
創業1946年、業務用エアコンの老舗 伊藤テクノです。
オフィスや店舗で使用している業務用エアコンは、快適な室内空間を保つために必要不可欠な存在です。特に夏場は1日たりともエアコンを使用しない日はないと言っていいほどフル稼働するので、不具合や故障が起きないように細心の注意を払って使用しなければなりません。本格的な夏を迎える前には試運転をして、動作を確認しておくことが大事ですね。
そこで、今回は業務用エアコンの試運転でチェックしたい項目や、試運転に適した時期についてお話していきます。
Contents
夏前に必ず業務用エアコンの試運転を行おう
業務用エアコンは、シーズン本番を迎える数ヶ月前に試運転をして、問題なく作動するかどうか確認しておくことが大事です。
というのも、夏本番を迎える直前の7月は、エアコンの買い替えや修理・点検の依頼が殺到し、もしこの時期に試運転をして何らかの問題がみつかったとしても、対応してくれるのが数週間後になってしまうということもあるからです。
夏の暑い時期にオフィスや店舗でエアコンがしばらく使えなくなってしまうと、仕事の効率が下がるどころか、店舗であれば営業すらできなくなってしまいます。このようなことにならないためにも、エアコンの点検は4月〜5月にやっておくことが理想です。
業務用エアコンの試運転でチェックすべきポイント
冷風が出ているか
冷房としての基本機能である冷風がきちんと出ているかどうかを確認します。
異音はしないか
運転時に異音がしないか確認します。通常運転時にも音はしますが、いつもと違う音や今までよりも大きな音がする場合は不具合の可能性があります。
異臭はしないか
カビやホコリのにおいであれば、フィルターや内部の汚れが原因なのでクリーニングをすれば解決しますが、焦げ臭いにおいがする場合はエアコン内部に不具合が生じている可能性があるので、すぐに点検を依頼しましょう。
エラーは出ていないか
明らかに異常がある場合は、まずリモコンにエラー表示が出ます。エラーコードの意味するところを説明書などで確認し、適切な対処をしましょう。
水漏れはないか
室外機のドレンホースから水が出ることは問題ないですが、本体から水漏れをしている場合は何らかの異常を疑った方がよいでしょう。エアコン内部の異常が考えられるのでご自身で分解などせずに、必ず専門業者へ点検・修理を依頼しましょう。
メーカー別試運転の方法
ダイキン
【試運転】BRC1C1 リモコン
点検/試運転を4回押す
「試運転」表示する
【試運転】BRC1E2 リモコン
キャンセルを4秒以上押す(現地設定メニューが表示)
『試運転 ON/OFF』を選択しメニュー/確定を押す
【試運転】BRC1G1 リモコン
>を押し、モード画面を表示させ、冷房を選択
<と>を同時に6秒間長押しする
↓
現地設定メニューを表示させる
「試運転ON/OFF」が反転表示の状態で>を押し、確定する
三菱電機
試運転を二度押しする
三菱重工
RC-D1、RC-D2
冷房試運転(強制冷房運転)
① 運転を押して冷房運転を開始させる
② 設定温度▼とセットを同時に押すと30分間冷房強制運転になる
③ 運転で停止すると解除される
【リモコン】RC-D4G
冷房試運転(強制冷房運転)
① 運転を押して冷房運転を開始させる
② 運転切換により「冷房」を選択する
③ 試運転を3秒以上押す
パナソニック
CZ-10RT3A
1、リモコンの点検を4秒以上押してから、 運転/停止を押す
2、試運転は暖房、冷房のいずれかの運転モードで使用する
3、正常に運転できない場合には、リモコン液晶表示部にエラーコードが表示される
4、試運転終了後は再度 [点検]ボタンを押して液晶表示部の試運転消灯を確認する
CZ-10RT4A
1、設定モードから試運転に入る
2、戻る+決定+>を4秒同時押し
日立
PC-AR1、PC-P1H、PC-2H2
【試運転方法】
① 運転切換+点検を同時に3秒間押し続ける
└>「試運転」「接続ユニット台数」が表示される
② 運転/停止を押す
└>「試運転」開始
③ 運転切換を押し希望する運転モードを設定
④ 試運転終了
└>2時間経過するか再度運転切換を押すと試運転終了
RCI-100H3
【試運転方法】
① 点検+送風を同時に3秒間押し続ける
└>「試運転」「接続ユニット台数」が表示される(約1分)
② 試運転解除
東芝
RBC-AMT21、RBC-AMT31、RBC-AMT32
【試運転方法】
リモコンの点検を4秒以上押して液晶表示部に『試運転』と表示されてから、運転/停止を押す
RBC-AMT51、RBC-AMT52、RBC-AMT53
【試運転方法】
メニューを押す
メニュー+vを同時押し
[試運転]を選択
業務用エアコンのよくある故障とその原因
冷風が出ない
エアコンの内部には冷風を作り出す冷媒機能が備わっていますが、冷媒機能に不具合が生じると冷風が出なくなります。原因としては、コンプレッサーと言うエアコンの心臓部の問題が考えられます。コンプレッサーの修理は専門的な知識が必要なので、必ずプロに依頼して直しましょう。
風量が足りない
風量不足の原因として考えられるのはエアコン内部の汚れです。
フィルター部分に汚れが溜まり目詰まりを起こしてしまうことによって、必要な量の風量の吸込みや吹き出しが出来なくなったことにより、風量不足が起こります。
この場合には、修理ではなくフィルターや内部の洗浄を行うことで改善することが可能です。フィルターであればご自身で取り外して洗浄することができますが、内部の洗浄については専門の業者に依頼をすると良いでしょう。
水漏れしている
業務用エアコンの水漏れの原因は主に2つあります。1つは、ドレンホースの詰まりです。ドレンホースは熱交換器に付着した水分を外に出す役割がありますが、ホースが詰まっている場合にホースの先から正常に排出されず水漏れを起こします。
そして、もう1つの原因として考えられるのは、業務用エアコン内の部品の不具合や故障です。たとえば、ドレンから排出された水を受けるドレンパンの破損や、熱交換器の不具合などがあると業務用エアコン内の水をドレンホースでうまく外に出せなくなり、水漏れを起こします。
業務用エアコンの修理・交換はお早めに 業務用エアコンのことなら伊藤テクノにお任せください
夏場のオフィスや店舗は業務用エアコンなしには快適な環境を保つことができません。もし、夏を迎えてから業務用エアコンに不具合や故障が起きてしまうと、オフィスを稼働できなくなったり、場合によっては店舗を営業できなくなったりするので、エアコンの状態には常に気を配り、シーズンを迎える前に試運転をして状態を確かめておきましょう。そして、試運転をして何らかの不具合が見受けられたら、速やかに専門業者に依頼して点検・修理をしましょう。
伊藤テクノは業務用エアコンの専門家として販売、設置、修理、清掃までワンストップで行っています。販売実績は年間3000台、お客様との直接契約のため迅速かつ低価格での販売が可能です。
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