大型パチンコ店の業務用エアコン取付現場

業務用エアコンの取付・修理・販売を手がける伊藤テクノです。
今回は新人広報の長尾が、業務用エアコンの取付の現場レポートをします。

現場は東村山市でリニューアルオープンするパチンコ店です。
広い店内の業務用エアコンは、全て伊藤テクノが入れ替えました。
その数は合計20台です。ちなみに室外機12台も伊藤テクノの担当です。


▲フィールドサービス部マネージャー・大場

業務用エアコンについてまだまだド素人の私に、やさしく現場をレクチャーしてくれたのは、フィールドサービス部マネージャーの大場です。


▲取り付ける業務用エアコン

取り付ける業務用エアコンは、天カセ四方向です。
天井に埋め込む「天カセ」タイプには、一方向と二方向と四方向があります。
今回は広いパチンコ店の温度を調節するため、四方向を提案しました。
サイズも最大サイズよりひとつ小さい5馬力です。

比較的大きなサイズを提案したのには理由があります。
パチンコ店は、とても熱源が多いからです。
林立するパチンコ台。それぞれに座るご利用者。これら2要素が熱源です。
加えてパチンコ店の自動ドアはしょっちゅう開閉するので、外気が頻繁に入ってきます。

ところで、どうして最大サイズを提案しなかったのでしょうか。
「大は小を兼ねる」と言うではありませんか。
これには合理的な判断がありました。

「最大サイズだと、今回の場合は過剰設備だね。過剰設備だと電気代と導入コストに無駄が発生するんだよ。(大場)」

なるほど! いたずらに大きなサイズを提案せず、シチュエーションに最適なサイズを提案するのも、伊藤テクノのもっているノウハウなんですね。

さあ、いよいよ取付作業!かと思いきや、天井裏に潜って作業をしています。
これは何をしているんですか?

「たくさんの業務用エアコンを取り付けるときは、あえて外気を取り込む吸気ファンをまず設置するんだ。エアコンは室内の熱い空気を吸いだして部屋を冷やすのだけれども、たくさんのエアコンで部屋を冷やすと室内の圧力が、外と比べてマイナスになってしまう。そうすると空気はプラスからマイナスに動く性質があるから、せっかく部屋を冷やしても、どんどん熱い空気が入ってくる。それを防ぐために吸気ファンが必要なんだ(大場)」

吸気ファンは外からは見えませんが、効率的に部屋を冷やすために、なくてはならない装置だったんですね。

吸気ファンの取付が終わると、登場したのが銀色の断熱チューブです。
このチューブで空気を循環させます。

そしていよいよ取付作業です。
脚立に上って、2人で天井にはめ込みます。
足場が悪いなか、スムーズな動きで作業をすすめます。
伊藤テクノ自慢のチームプレーを、ぜひ動画でご覧ください。

 

ついに取付完了です。
少し汚れていますが、これは動画のとおり丁寧にお掃除します。
なんてったって新装開店なんですからね。ピカピカにします。

取り付けた業務用エアコンたちが、静かに心地よい風をもたらしてくれます。

ちなみに天カセタイプの業務用エアコンは、パネルの色を様々に選べます。
黒だけでなく、写真のように白いものもありますよ。
室内の雰囲気に溶け込むデザイン性の高さが、天カセタイプの魅力です。

今度は作業が屋外に移りました。
真剣な眼差しで、大場が計器を見つめています。

「これは、室内機と室外機をつなぐパイプが圧力に耐えられるかどうかチェックしているんだ。パイプが圧力に耐えられないようだと、すぐに故障してしまうからね(大場)」

このチェックは1時間かけて行いました。
今回も異常なしです。

チェックが終わると、パチンコ台が汚れないようにかけていたシートを、外していきます。
シートを外すときも気は緩めません。

「今回の現場で最も気を使わないといけないのは、高価なパチンコ台への配慮だね。落下物で壊したり、汚したりすると、新装開店が遅れてお客様にご迷惑をおかけしてしまう。シートを外すときも、気は抜けないね(大場)」

作業完了!
今回も無事作業ができて、片付けながら満面の笑みを大場は浮かべていました。

新人広報として初めての業務用エアコン取付の現場取材。
これからも業務用エアコンに関する素朴な疑問を通じて、知れば役立つ業務用エアコンの知識をお伝えします。
クールなムードもホットに変える業務用エアコンの取付・修理・販売を手がける伊藤テクノでした。


業務用エアコンの伊藤テクノ