業務用エアコンとルームエアコンの違い
東京で業務用エアコン販売・取り付け・修理を手がける伊藤テクノです。
業務用エアコン販売店を商っていると、「業務用エアコンとルームエアコンの違いはなんですか?」という質問をよく受けます。業務用エアコンとルームエアコンの違いは、私たちにとっては当たり前のようなことなのですが、お客様にとっては気になることなのだと改めて実感しています。
そこで今回は、業務用エアコンとルームエアコンは何が違うのかひも解いてみたいと思います。
業務用エアコンとルームエアコンでは冷暖房能力が違う
「業務用」とついていることから、容易に想像されるかもしれませんが、業務用エアコンのラインナップのほうが、冷暖房能力の幅にメリットがあります。ルームエアコンの限界の目安は20畳程度。それより広いスペースの場合には、業務用エアコンが必要になってきます。
このように説明すると、「うちは狭いワンルームのような店舗だから、ルームエアコンで充分」と考える方もいらっしゃるかもしれません。実は必ずしもそうとは言えないのです。
なぜなら、店舗の場合、住居とは異なり、人の出入りが頻繁に行われるからです。人が出入りすると、気圧の差の関係で、室温は一気に上がったり、下がったりします。その度に、エアコンが唸りをあげることになりますので、広さとしてはルームエアコンで十分だとしても、エアコンには過剰な負荷がかかり、寿命を減らす原因となってしまうのです。
業務用エアコンは電源が違う
業務用エアコンの電源は、「三相」と呼ばれる特殊な電源が一般的です。一方で、ルームエアコンに用いられる、いわゆる普通のコンセントは「単相」と呼ばれれます。三相のほうが、多量の電気を供給できるので、業務用エアコンなど大量の電気を消費する機械に用いられます。
「三相」の電源がつかえるかどうかは、建物によります。場合によっては、「単相」の電源しかつかえない建物もあります。そうした場合でも、電気工事をすれば、「三相」はつかえるようになります。一般住宅を店舗に改装するリノベーションなどでは、そうした工事が良く行われます。
伊藤テクノでは、電気工事の必要な業務用エアコン取り付けも承っています。お気軽にご相談ください。
厨房用は業務用エアコンを使うべき
厨房にエアコンを導入する場合には、断然、厨房用の業務用エアコンを導入することをオススメしています。
なぜなら、エアコンを使用するうえで、厨房は特に劣悪な環境だからです。厨房の空気には、水分も油分も含まれています。ルームエアコンがそうした空気を吸ってしまうと、内部の部品が急激に劣化してしまうのです。すぐに故障してしまうことは請け合いです。
エアコンにかけるお金を節約しようとして、厨房用にルームエアコンを用いることだけは、はっきりとオススメできないと言えます。
業務用エアコン選びに迷ったらプロに相談を
今回、ご説明したように業務用エアコンとルームエアコンには、はっきりとした違いが存在していますが、業務用エアコンにも様々な馬力・タイプがあります。
いざ業務用エアコンを購入しようと思っても、なかなか決めかねることでしょう。そんなときは、相談できるプロを見つけるのがよいでしょう。業務用エアコン購入時に、相談できるプロを見つけておくと、後々に重宝します。業務用エアコンはメンテンナンスも必要ですし、ルームエアコンもそうであるように勿論定期的な買い替えが必要になります。使用頻度もルームエアコンとは段違いですので、トラブルもつきものです。
伊藤テクノでは、業務用エアコン選びのご相談も受け付けています。「ルームエアコンと業務用エアコンのどちらがよいか迷っている」という段階でもかまいません。エアコンのことなら、何でもお気軽にご相談ください。