業務用エアコン販売店だから知っている!即対処必須のエラーコード

東京都で業務用エアコン販売・取り付け・修理を手がけている伊藤テクノです。

業務用エアコンが急に停止するなどしたときに英数字で表示されるエラーコード。昔は分厚いマニュアルをひっぱりだして探すのがひと手間でしたが、今は、インターネットで簡単に検索して不具合の原因を知ることができます。ものによっては、クリーニングを行ったり、ブレーカーを落としたりするなど簡単な作業で復旧するものもあります。

しかし、そもそもエラーコードは、どちらかというとプロフェッショナル向けに考えられているので、インターネットにて原因を特定してもお客様からしてみれば何が何やらよくわからないまま、なんてことも多いのではないでしょうか。

なかには、「よくわからないから」という曖昧な理由で、エラーコードを放置しておっかなびっくり使用を続けているケースもあります。

そのような方は要注意です。もしかすると今すぐ対処が必要なエラーコードを放置しているかもしれません。

低圧圧力異常:いわゆるガス漏れ状態!

エラーコードの意味を調べて「低圧圧力異常」だということがわかったら、すぐに修理のご連絡をしてください。

低圧圧力異常は、いわゆる「ガス漏れ」の状態にあたります。業務用エアコンの配管内を満たしている冷媒ガスは、自動車でたとえるならば「エンジンオイル」にあたります。エンジンオイルが不足してしまっている状態で自動車を動かせばエンジンに多大な負荷がかかるのと同じで、低圧圧力異常の状態で業務用エアコンを動かせば最も高価な部品ともいえる圧縮機が壊れてしまいます。

圧縮機が壊れてしまえば、ほぼ間違いなく圧縮機を交換しなくてはなりません。圧縮機の価格は、20万円程度だとお考えください。

修理のために業者を呼ぶのは手間だと思われるかもしれませんが、そのひと手間で20万円を節約できるのです。

高圧圧力異常:自分で解決できることも

圧縮機のオーバーヒート状態を示している「高圧圧力異常」は、前の見出しの低圧圧力異常とはまた異なる原因によるものです。

たとえば、室外機や室内機のファンモーターが止まっていたり、室外機が過剰に汚れて熱交換がスムーズに行われていなかったりするこおが原因です。あるいは、目立たない場所に設置される室外機なだけに、室外機の前に大きな物が置かれてしまっても高圧圧力異常が発生します。

高圧圧力異常の場合も、エラーコードを無視して使い続ければ圧縮機が故障してしまいます。

お客様ご自身で問題解決できる場合もありますが、原因を特定できない場合には、無駄な出費を避けるために修理を呼ぶのがベターです。

動いているからOKではない!

低圧圧力異常と高圧圧力異常の怖いところは、20万円ものコストにつながる不具合にも関わらず、エラーコードを出し続けながらでも業務用エアコンが辛うじて稼働してしまうところです。

今回紹介したエラーコードを出しつつ動いている業務用エアコンは、断食しながらあるいは徹夜でマラソンしているようなものです。確かに動くは動くけど、いつ壊れてもおかしくない状況ということを改めてお伝えしておきたいと思います。

大半のエラーコードは、発生と同時に業務用エアコンが停止します。しかし、再起動したり、ブレーカーを入れ直したりすると一見問題なく動いてしまうことも。そのような場合でも、繰り返し同じエラーコードが発生するのであれば、明らかに故障の前触れですので修理を読んだ方がよいでしょう。

そもそも、業務用エアコンが営業時間内に突然壊れてしまい、お客様や従業員に迷惑をかける事態は経営者ならば避けたいところなのではないでしょうか。業務用エアコンの動作に不具合があれば、面倒ではあっても、計画的に時間をつくっての修理がオススメです。

伊藤テクノでは、自社の職人がうかがいますので、お客様に合わせた柔軟なスケジューリングが可能です。業務用エアコンについてお困りでしたらお気軽にお問い合わせください。


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