伊藤テクノが考えるエアコン業界の未来

「なんで空調の仕事を始めたのか」とよく聞かれます。
最初の頃は、儲かるからと話していました。

とある方にもそう話した時、「もう少し考えたほうがいい」と言われました。
私は「修理やクリーニングに関する技術はしっかり持っています。」と言うと
「いやそういうことじゃなくて、もう少し業界のことを考えたほうがいい」と話していただきました。

見え始めたエアコンのコト

それからエアコンについてもっと詳しいことを調べはじめました。
すると面白いんです。
実はエアコンって部屋を28度にするためには、12度ぐらいの空気を吐き出しています。
その温度で部屋全体を冷ましています。
そして、低い温度の空気は下に流れるので、子どもの体にとってエアコンはあまりいいものではありません。

エアコンではない何か

今は、部屋を快適な温度にしようと思うと、エアコンという選択肢になりますが、本当に居心地のいい空間を考えると今のエアコンでは難しいんです。
だから、空調の未来はエアコンがないほうがいいなと考えました。
業界の未来や、お客様の本当の快適さを考えるとこういう結論に至ります。今はエアコンがない世の中なんて考えられないですが、今の当たり前ばかり考えていてもだめだと思っています。

業界の新たなる可能性

今どの業界でも聞く言葉がIoTです。
エアコンも多分にもれずIT化が進むと思っています。
あるエアコンメーカーの担当者さんと話していても、IoT化したエアコンの開発に着手し始めたという話を聞きます。

数年後に販売されるエアコンは、スマホと連動したものになるでしょう。
でも、今世の中に出回っている既存のエアコンはそうはいきません。
そこに伊藤テクノとしての役割があるのではないかと考えています。例えばIoTでいうと、業界でIoTに取り組んでいるのはメーカーぐらいだと思います。
でも、今設置されているエアコンも外付けの機器を設置することでIoT化が実現できるのではないかと考えています。

お客様にとって一番近い存在

メンテナンスと修理が僕らの仕事ですがエアコンの新しい使い方を提案したり、教えていくのも僕たちの仕事です。
業務用エアコンを入れているお客様にとって、メーカーは遠い存在ですが、僕らは近い存在です。

メンテナンスと修理だけではなく、お客様の既存設備を守って進化させる立場でありたいです。

エアコンの修理・クリーニング業者も安い業者を探したらきりがありません。エアコンの蓋を開けて内部をみると全くクリーニングしていない業者もいます。
正直全国に安心して任せられる職人さんは本当に少ないと思っています。

技術が今後進んでいくと、職人がいらないような時代になっていきます。
修理やクリーニングに職人の手が必要なくなる前に私たちが考えておかなくてはいけないことは、技術と向き合うだけではなく、お客様が求めていることを真剣に考えることだと思っています。
ですから伊藤テクノはエアコン業界に行く末を常に見据え、そして先導していける存在になりたいと思います。


業務用エアコンの伊藤テクノ