冷房を使い始めの時期に多発する『ドレン水異常』エラーコードが出にくくなる予防法!

東京で業務用エアコンの販売・取付け・修理を手がける伊藤テクノです。

暑い盛りになってくると、「また業務用エアコンが止まらないか……」という不安をもっている方は多いようです。
止まる原因のほとんどがエラーコードA3ことドレン水異常。
忙しいときだからこそ、できるだけ不安は少なくして業務に集中したいと思っておられることでしょう。

そこで今回は、簡単な施工で、業務用エアコンのドレン水異常を防ぐ方法をお伝えします。
気になる方法があったら、お気軽に伊藤テクノまでお問い合わせください。

ちなみに、ドレン水異常の各社のエラーコードは下記のとおりです。

ダイキン A3
日立 A3
三菱電機 P4・P5
三菱重工 E9
東芝 P10
パナソニック E2・H21

ドレン水異常を防ぐための基本:分解洗浄

空気中には意外なほど、汚れが飛散しています。それを物凄い勢いで吸ったり吐いたりしているのが業務用エアコン。当然、中身は相当汚れています。
最低でも1ヵ月に1回はフィルター掃除はしてほしいところです。
しかし、汚れているのはフィルターだけではありません。ほかの細かな部品や、重要な部品までも汚れているのです。
そうした部品の汚れがポンプに入り込み、排水を邪魔してしまい、ドレン水異常につながってしまうのです。
そこで、伊藤テクノでは年2回の分解洗浄をお薦めしています。
分解洗浄をこまめに行うと、業務用エアコンの寿命も延びますし、電気代も安くなります。
なにより、空気の綺麗な環境を整えることができるので、お客様や従業員のストレスも軽減されます。

ドレンパンを防カビコーティングする

ポンプの排水を邪魔するのは、主に、埃と油と黴がひとつになったスライム状の物体です。
空気中には黴の胞子が無数に待っているのですが、通常の環境だと繁殖することはありません。
しかし、業務用エアコンの冷房稼働時に発生する液体を受け止めるドレンパンという場所は水気たっぷりです。
そのため黴が大繁殖してしまい、ドロドロのスライムを発生させてしまうのです。
なので、このドレンパンを防カビコーティングしておけば、スライムの量をぐっと減らすことができるようになります。
長く業務用エアコンを稼働させているときに起こりがちな、黴臭い空気の原因も断つことができます。

換気扇のフィルターを洗う

ドレン水異常は業務用エアコンのエラーですが、業務用エアコンにまつわる施工以外でも、ドレン水異常を予防することができます。
例えば、換気扇のフィルターを洗うことも効果的だと言えるでしょう。
特に飲食店では効果的です。
なぜなら、空気中に漂っているスライムの原因となる油を効率的に屋外に排出することができるようになるからです。

吸気ファンをとりつける

少し大がかりな施工になりますが、吸気ファンをとりつけるのもひとつの手段です。
業務用エアコンの冷房稼働中は、屋内の空気を積極的に吸い出している状態です。
そのため、いくら換気扇を回しても、なかの空気を効率的に排出することができなくなってしまいます。
そこで吸気ファンをとりつければ、屋内の空気のバランスが正常になるので、換気も効率的に行われるようになるというわけです。

電気集塵機を取付ける

業務用エアコンでは、オプションとして電気集塵機と呼ばれる装置を取付けることができます。
電気集塵機とは、不純物を空気から分離する装置です。
つまり、この装置を取付ければ、ポンプに入り込む埃などを劇的に減らすことができるのです。
工場で使われるほどの本格的なオプションですので、ドレン水異常に業を煮やしている方は、思い切って取付けを検討されてみてもよいかもしれません。

業務用エアコンのエラー防止は賢い投資

今回紹介した業務用エアコンの施工は、どれも少なくないお金がかかるものです。
しかし、ドレン水異常を体感した人ならおわかりでしょうが、実際に業務用エアコンのエラーが発生した時の損害も小さくはありません。
分かっているリスクには出来る限り対処し、それに対してかけるお金は賢い投資のひとつだと思います。
加えて、ドレン排水異常を防ぐための施工は、空気環境を向上させる意味もありますので、マイナスを防ぐどころか、プラスを生み出す可能性すらあるのです。

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今日より明日。
業務用エアコンでお客様のより良い明日を創る伊藤テクノでした。


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